【オーストラリアへの道】ビザ編その5:激混み健康診断

オーストラリア渡航のために482ビザ(帯同)の手続き準備を始めた筆者。
今回は健康診断についてまとめます。
前回の警視庁にお邪魔した件についてはこちら。

目次

健康診断を受ける前に必要なこと

Photo by Samantha Gades on Unsplash

オーストラリアの482ビザ取得のためには、必要書類を揃える以外にも健康診断の受診が必須です。
自分で調べてみましたが、オーストラリア政府のHPはたくさんのビザの種類について書かれているため非常にごちゃごちゃしており、必要な情報がどれなのか分かりにくいのですよ、これが…

そんな時頼るべきは482ビザ取得のためのエージェント様。様様。
情報をステップ形式にまとめて送ってくれたので分かりやすくて本当に助かりました。
こんな感じで進めていけば良いようです。

  1. 政府指定のサイト「eMedical」にアクセス(参考:https://immi.homeaffairs.gov.au/help-support/tools/emedical)
  2. 名字・HAP ID(エージェントがメールで送ってくれました)・生年月日を入力してログイン
  3. 各項目の必要事項や質問の答えを入力してSubmit
  4. 「eMedical Referral letter」が送られてくる
  5. 4を持参し指定病院で健康診断を受ける

早速アクセスし、先にReferral letterを入手しておきました。

HAP IDも重要なのでメモしておくと後々便利です。
ちなみにHAP IDはビザを申請後に健康診断が必要な場合のみ、メールで送られてくるようです。ワーホリビザなどでは必要ない場合も多いと聞きます。

指定病院での健康診断が必須

さて、ビザ健診について調べているとどのサイトにも「オーストラリア政府の指定病院で受診しないと結果は無効になりますので気をつけましょう」と書かれています。
指定病院とな…と下記留学サイトを参考にすると、筆者在住の東京には2つの病院が該当していました。
(北海道1、東京2、大阪1、兵庫1…って東北、中部、中国、九州沖縄在住の人たちは健康診断でほぼ旅に出ないといけないのか。それに東京に数多ある病院の中でも2箇所しかないってすごく少ないのね。選ばれし者やん。)
※最新情報はオーストラリア大使館のHPなどでご確認ください。

健康診断のことを調べ始めた2024年1月中旬時点では、東京都内で該当の病院は以下。

早速どちらにも連絡を取ってみることに。

聖母病院に聞いてみる

Wikipediaより

はじめに聖母病院のサイトを確認してみました。こちらは、1931年創立の内科・産婦人科・精神科など幅広く診療が受けられる大きな総合病院。敷地内にはミサが行われる教会があり、HPには「キリスト教の精神に基づき、国籍、信仰、貧富を問わず、国際病院として医療を必要とするすべての人々に奉仕しています」とあります。国際病院らしく、HPは英語と中国語で表示可能ですし、ビザ用の健診も、アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・国連関係の受け入れ体制が整っています。産婦人科や小児科もあるため、お子様がいらっしゃる方はこちらが安心かもですね。

電話してみると、日本人女性の受付の方が対応してくださいました。最短で健康診断が受けられる日を聞いてみると、なんと1か月以上先の2月の下旬!
聞いて納得ですが、12月から3月下旬までは春からの語学留学や異動に向けて準備される方でごった返すそうで、予約も取りにくくなっているとのこと。「もうひとつの指定病院に確認してからまたご連絡します」と電話を切りました。

東京メディカルアンドサージカルクリニックに聞いてみる

HPより

こちらもまたまたサイトから確認してみました。トップページには、「欧州及び米国でトレーニングを積んだ医師たちが日本における国際社会の医療ニーズに対応します」とあり、国際色豊かな先生方(経営者の先生方のよう)の笑顔のお写真が拝見できます。病院自体は大きくないですが、常駐の先生たち以外に各科専門の先生が定期的に外来診察をしているシステムのようです。先生は全て英語で診察可能で、宗教儀礼などにも対応可能とあります。ビザ用の健診は、アメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダのための手続きを受け入れています。

電話をしてみると、はじめは英語で案内がありました。「ハ、ハロー(念の為)…日本語でもよいですか」と聞くと「大丈夫ですよ」と日本語の返答が。スタッフの皆様もバイリンガル以上のようです。ビザ健診が受けられる最短日を聞くとさすがにこちらも2月とのことでしたが、聖母病院より2週間早かったためお願いすることに。ちなみに予約時にHAP IDが必要でした。
電話を切る前に「HPにあるオーストラリア版の注意事項をよく読んで、パスポートとコロナの予防接種証明書、Referral letterをご持参ください」とお知らせいただいたので、改めて注意事項のリンクつけときます。

健康診断当日に持って行くもの

時は流れて2月中旬。

あっという間に健康診断の日がやってきました。
事前に東京メディカルアンドサージカルクリニックからの注意事項を今一度確認して準備は済ませました。
当日筆者たちが持参するのは以下(注:サイトより抜粋。参考にされる方は上記リンクから他の項目にもどうぞ目を通してください。)。

  • 有効期限内のパスポート原本
  • HAP ID 番号が記載されている Referral Letter または Health Examination List (紙媒体のコピー)
  • 視力を矯正をしているため、どちらか一方の目が 0.5 以上になるように眼鏡やコンタクトレンズ
  • 新型コロナワクチンの接種証明書 (紙媒体の記録、アプリでの対応は不可)※

※コロナワクチンの接種証明は2024年2月の時点では必要でしたが、今後はまた変更になる可能性が高いです。筆者もその存在を忘れておりましたが、2023年3月末までは利用できる「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」とマイナンバーカードがあれば、所要時間10分ほどでセルフ再発行が可能でした。4月以降に必要な場合、自治体のお役所に行って発行してもらう必要があります。

インターナショナルな雰囲気のクリニック

HPより

東京メディカルアンドサージカルクリニックは、東京タワーの真向かいにあります。羽田空港へアクセスできる浜松町も近いので「東京に出張がてら」ということも可能ですし、他にもいくつもの沿線が利用可能な立地のため神奈川方面や千葉方面からもアクセスが良いです。

ビルの2階の受付で名前と伝えると、健康診断の受付を案内してくださいました。ビザの健康診断専用の受付で、パスポートとコロナの予防接種証明書、Referral letterを提出して呼ばれるまで待ちます。ロビーを見渡すと、実に多国籍な雰囲気。お子様を連れている方が何組かいましたが、キッズエリアで遊んでいるお子様たちは英語でお話ししている様子。日本名の方は日本語、それ以外の方は英語で呼び出しされていました。

順調に検査は終了!あとはビザ発給を待つのみ

血液検査、レントゲン撮影、聴力・視力検査、身長体重測定を終え、最後は医師の問診です。
「〇〇さーん、こちらへどうぞー」と優しい笑顔の先生が、待合ロビーまで直接迎えに来てくださいました。
なんと先生はシドニー出身の方で、日本でもう長く働いているとのこで日本語もペラリンコです。ニコニコしながらシドニーの物価が高すぎるという話をずっとしていました。

終始和やかな雰囲気だった健康診断、だいたい1時間ほどで終了しました。
筆者たちが受診している間、健康診断以外の方も含め多くの方が来院しておりましたが、皆様テキパキと動いていらっしゃいました。国を越えて大変なお仕事をされている先生方、スタッフの方々に敬意を込めて感謝申し上げます。

クリニックから直接データを送っていただいたら、482帯同ビザの手続きは完了!
あとは結果を待つだけです。

▶︎次回はビザ取得について!

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