語学センスのない者は壁をさげよ:その1【TED-Ed】

投稿したブログ記事を見返していて気付いたこと。

……英語の話、全然ない笑

▼ちょっと前に書いた、お尻に火がついて英語の勉強を再開した話はこちら。

目次

モチベーションがあがらない

今後数年英語の国で生活していかないといけないので、当然英語の勉強しなくちゃいけないのはわかっているのですが、全然勉強が進まないのです。

進まないどころか、テキストや問題集を開くところまでもいかない、むしろ見ないようにしている(やばい)、というような悪化ぶりなんですよ。はは。

英語を流暢に話すのが最終目的ではあるのですが、出国するまでにTOEICを受験すること(一応目標点数の設定あり)にしたので、どうしても問題集をひたすら解いたり、文法の参考書を読み続けたりする時間が長くなってしまうことが原因なのかなと思います。その作業にウンザリすると言うか。
でもね、全部わかるなら勉強しなくて良いわけですから、勉強しなくちゃいけないってことはまだわかっていない、ってことなのです。
当たり前のことを言ってますけども。

いや、しかしそれでも。
第三者目線で見てもどんどん腐っていく自分の姿が哀れで「これはどうにかしないといけない!」と思ったので、ここで少々立ち止まってみることにしました。

こうなるまでに、きっと英語のことを考えたくなくなるくらい「嫌だな」と思った点があったんですよ。

この短期間で挫折した勉強法

リスニングはそれほど苦手ではないと思っているのですが、もちろん中の下レベルの筆者が自己満足して大丈夫な世界ではございません。
そこで、YouTubeの英語ガチ勢がおすすめする「Netflix」を使った勉強法を試してみたのです。

Netflixを使った勉強法

Netflixは今や世界中の誰もが知る動画配信サービス。ドラマや映画の本数も数限り無いですし、ジャンルも多様です。また、音声や字幕設定も他の配信サービスより一歩進んでいるところがあって、動画によっては英語作品を英語の字幕設定で観ることができます。

詳しい勉強法は下記。

・動画は日常会話系・30分以内の短いものがおすすめ
・最初はそのまま日本語・英語字幕ともになしで観る
・次は再生速度をゆっくりめにして英語字幕で観ながら、分からない単語や言い回しがあれば動画を止めてメモする
・意味を調べる
・次に日本語字幕で観て、余裕があれば最後に字幕なしで観る

「日常会話系」「30分以内」がおすすめとのことで、有名どころ『モダンファミリー』と『ブルックリン・ナイン-ナイン』のコメディ系を選んでやってみました。
3日だけ。

これがまた…拷問に近い。
これできる人すごすぎる。めちゃくちゃ尊敬します。

以下、筆者の挫折した経緯と悪知恵の記録

メモを取るのに、ガチ勢がやっていた手書きだと時間がかかると気付く
→途中でモニターで動画を再生して手元のラップトップで打ち込む方法に変更
調べる工程がめちゃくちゃ時間がかかると気付く
→ラップトップにメモった内容をそのままChatGPTに放り込み意味を説明してもらう(なおガチ勢は言い回しを使って自分で作った文章を書いたり、他の表現方法などをノートにまとめている)
2回目の調べる工程ですでにHPを使い果たしており、3回目が非常につまらない
4回目とかもはや狂気、面白くもなんともない、英語ジョークが神経を逆撫でしてくる
→無で画面を見つめる時間と化す
→このドラマ自体が嫌いになる
→完

これだわ。
悪知恵を使わず、これに耐えられる鋼メンタルだから話せるようになるんだわ。


それに気付いたのは一つの学びだったかも知れない。

ただ、Netflixでは日本のアニメの英語版が観られるらしいので、それならストーリーがわかっているところからスタートできて良いのかもしれないなと思ったり。
少々トラウマになっていて、今後やるかは未定ですが。

逆に続いている勉強法

Photo by Dillon Shook on Unsplash
本当はこうやってメモとるのが良いんです

もはや勉強法とは言えないレベルですが、1つだけ続いているコトがあります。

インドネシアから帰国してここ2年は英語をチョイチョイ使う仕事をしていたため、NHKラジオ講座の『ラジオビジネス英語』と『英会話タイムトライアル』だけは、通勤時間やウォーキング中、お皿洗い中にできるだけ毎日聴くようにしていました。

NHKゴガクというアプリでストリーミングが聴けるのですが、「ラジオ番組の再放送を聴く」ということに特化していて他にちゃらちゃらした余計な機能がついていないので良いです。親切心から色々つけて結果ゴチャついちゃうのは日本製の悪い癖ですから、よく我慢しましたね、というくらいシンプルです。

▼だいぶ前にブログ記事を書いてます。コード崩れを放置してますが気にしないでください。

とはいえ、「聴く」ことと「シャドーイングをする」すること以外はやっていないのが現状。

最近継続できたのはコレだけです。
笑っちゃうぜい。
ビジネス英語の柴田先生のね、声が優しいんですよ……それが続いている理由かも。時々励ましてくれるし。

ちなみに、たまにテキストを買うこともあります。昔から比べると値上がりはしましたが600円くらいですし、Kindleだともう少しお安く手に入ります。

▼聞き逃し配信のサイト。アプリ以外でも聴けます。

捨てる神あれば拾う神あり

Photo by Debby Hudson on Unsplash

最近、また薄い自己分析をしてみたのです。

スピーチ動画で有名なTED。学習教材でもよく使われていますよね。会話表現のみならず、プレゼン方法も勉強になる言わずと知れた神教材です。
しかしですね、TEDは各動画時間が一定ではないので、通勤時間だと最後まで見られなかったり(結局続きを観ないで終わる)、意外とつまらなかったり難しすぎる内容もあったりします。

個人的に結構キーポイントだと思うのが「熱さ」と「抑揚」です。

ある日、また思い立って英語ガチ勢がおすすめする「TEDを使った勉強方法」を試したときのこと。
TEDの動画を一度通して観た後、字幕付きで観て、最後に単語の意味などを調べてもう一度聴くという勉強法を試そうと最初の1回を集中して聴いた後、何だか物凄く疲労を感じたのです(そして1回で終わる笑)。

これは単なる一般人が薄い分析をした結果ですがね(負け犬の遠吠えに近いが)、熱いプレゼンの抑揚は、勉強教材としては「疲れる&何回も聴けない」!注)個人の感想です

まあ、ネトフリの勉強法の結果と一緒ですよね。多分ただただつまらなくて面倒なんですよ、何度も同じ内容を観たり聴いたりするのが(なんてやつ!)。

「もう諦めろ!全部言い訳だ!お主に合う勉強方法などない!」と筆者の中のもうひとりのワタシが叫んでる。

短くても満足度高し「TED-Ed」

「もーどうしたらいいの、このワガママ脳は」と思ってタブレットを閉じようとしたとき、YouTubeのおすすめで表示されていた「TED-Ed」の動画を間違えてタッチして再生してしまいました。

「古代ローマの10代の生活」もともと日本語訳がついている動画も。

……なかなか面白い。

このチャンネル自体は結構前からあるのは知っていました。ただ、筆者は全然内容を知らず「TEDのお熱い仲間かい」と勝手に思っていたので、今まで聴かずにいたことをちょっとだけ後悔しました。

TED-Edの動画は全て5分前後。
内容は教育がテーマなので、自然科学や歴史、哲学、文化、社会問題まで多岐にわたります。2024年4月現在で動画本数は2000本以上あり、再生リストがきちんとカテゴライズされているため、聞き流しもストレスなくできます。

Webサイトが至れり尽くせり

レベルに合わせた動画だけ視聴することができる!

Webサイトはさらにわかりやすく、英語レベルに合わせてフィルターが掛けられるのが地味にありがたい。さらに各動画には「Watch/Think/Dig Deeper/Discuss」という追加項目が設けられていて、内容理解のためのちょっとしたクイズや、さらに掘り下げた文章が読めたり、メンバー登録をすると全世界の人と意見交換ができたりするのです。
まだメンバー登録をして本格的に使い始めたばかりですが、無料なのに有能なツールだな…と感心してばかりです。またちょいちょい使ってみた報告をしようと考えています。

▼Webサイトのリンクはこちら。

教材としての動画(個人の感想です)

TED-Edの動画は、テーマに沿って制作されたアニメーションが凝っていて飽きずに観られますし、音声が聞き取りやすいのもプラス要素。

個人的に「感情が一定」なのは良い。良すぎる。
「へー」とためになる話も多いですし「えーそうなの?」と思うことはあれど、感情が揺さぶられたり高まったり落とされたりすることはないので安心です。

自分に向いてるのは、結局ちょっと無機質な教材なのかも知れない。
それに気付けたのも良かった。

▼ちなみにお気に入りは「じゃがいも」の歴史のお話。最初は受け入れられなくて落ち込むポテトくんがめちゃくちゃかわいいです。

背伸びは必要ないところでするべからず

Photo by Amanda Jones on Unsplash
この写真じわじわ面白い

英語の勉強のモチベーションがあがらなすぎて、現実逃避で書き殴ったブログ記事になってしまいました。
今回の結論はタイトル通り。誰か(憧れの人やプロ含む)が勧める、「誰かが誰かに合った方法で結果を出した方法」が自分に合うとは限りません。勉強法においては真似することは良いことだけど、残念ながら合わないこともあります。自分の性格や現状コンディション、好みに合わせた良い方法を、探り探り試していくしかないのだと思います。
特に、その時の「コンディション」ってとても大事だと思う。

さて。
やはりブログ記事を書くと、「なぜそうなったのか」「どうしてそう思ったのか」「結局どうしたいのか」を考えるので、頭の中が少しクリアになって良いですね。
おかげでコツコツまた勉強再開できております。

▶︎実はもうひとつ、このだるだるでものぐさな筆者の強い味方を見つけたので、次回まとめようと思います。
(いつになるか分からないけど)

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