【オーストラリアへの道】渡航前準備編その1:苦労がいっぱいの物件探し

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この写真フェリーの航路が見えておもしろい

オーストラリア行きが決まった筆者。
正直オーストラリアはおろかシドニーのことも薄い知識しかないままですが、ビザは無事取得できました。
今回からは具体的に「住む」ための準備をまとめていきます。

前回のビザを取得したお話はこちら。

目次

住む家、未だ決まらず

3月上旬に一度物件探しに行きました。
お願いした不動産のエージェント氏に車でいろいろと案内いただいたのですが、残念ながらその時に決めることはできませんでした。

理由としては、

  • 家賃が予想以上
  • 情報が出たらすぐに決まってしまう
  • 内見には事前に予約が必要な場合も多い

という3点が大きいです。

物価高が止まらないシドニー

まず、シドニーの物価高は想像以上!
日本円に換算すると言わずもがなですが、オーストラリアの国民平均週給$7,570をベースに考えても本当に高いのです。
食材や飲食店の値段のみならず、エージェント氏曰く不動産の価格上昇も止まらないそうです。
本人も「シドニーの物件はずっと右肩上がりで今後も安くなることがないから、買おうと思ったらその時に買う」と言っていました 笑

現在の家賃相場

オーストラリアでは、お給料は2週間毎に月に2回支払われることの方が一般的と聞きました。家賃も週払いか2週間払いの場合がほとんどだそうです。そのため、物件情報サイトでも「週の家賃」を入力して検索します。

下記は参考にしていた「Domain」というSUUMOやHOME'Sのような物件検索サイト。

出典:Domain

参考までに、東京23区内だと2LDKの物件に駐車場を借りた場合の家賃は、安い地区でトータル約15万円からで、検索が多い価格帯は〜25万くらいのようです(※HOME'S駐車場コンシェルジュ参考)。このサイトで2LDK+検索が多い価格帯「週650ASD」の条件を入力してみると、見事にシティセンターにアクセスの良い家賃激高地区からは選択肢が消えます(Google mapの”シドニー”の文字周辺から南)。しかもこの価格帯だと、電車で1時間圏内ではほぼ古い物件しかありませんでした。

出典:Domain

エージェント氏が言うには、今のシドニーで東京と同じ2LDK相当の部屋の相場は「最低週700ASDから。800ASD出せれば選択肢が増える」とのことです。月家賃を日本円に換算すると約28万円以上、というのが現実。
恐ろしや…

もちろん日本と同じ部屋数でも広め

もちろん日本でも地域によって家賃は違いますし、クオリティもピンキリです。シドニーの物件とはファシリティ(広さも含め)が違うので直接は比べられません。リビングは広いアパートメントが多いですし、広いバルコニーやランドリールームがついている部屋もあります。駐車場も屋根付き&鍵付きの扉付きでDIY作業ができるスペースや収納があったりしますし。

しかしながら、この家賃の高さはなかなかの驚きです。

倍率も高い

さらには、競争率も高く「Domain」の物件は情報が上がってから1日2日でおさえられてしまうこともザラ。エージェント氏曰く、そもそもこの手のサイト情報は古過ぎるそうですが。

SUUMOやHOME'Sも不動産屋さんが更新していなかったり、いわゆる「釣り物件」が多いこともあるそうですが、それはこの国でも同じのよう。不動産エージェントに頼んだり、SNSやサイトからエージェントを通して、もしくは直接オーナーに連絡して内見したりするのがメジャーだそうです。友人同士での紹介や貸し借りも結構あるようですね。

ちなみに、シドニーの中心部から車で1時間ほど離れた物件を内見した時の様子はこちら。

内見の列

不動産エージェントが決めた時間に内見の予約を入れて訪れた人の列が。この時は8〜10人ほどが並んでいました。もちろん他にも検討している物件があり、タイミング良く情報が出た物件を軽い気持ちで覗きに来た方も多いそうですが、最近は”次の更新で値上げを提示された方”が、少しでも安い部屋に引っ越すために常に情報網を張り巡らせているのだとか。
全員が全員「真剣勝負のライバル」というワケではなさそうですが、競争率は高いようです。

ちなみにエージェント氏曰く、やはり会社の後ろ盾がある(この日の筆者たちのようにエージェント同伴とか)とその時にしっかり証明できると早く情報を回してもらえたり、借りられる確率が高まるとのことです。

飛び入り内見はほぼ無理

実はこの日内見できた物件は2件のみ。他に車で目の前まで行っただけの物件が8件ほど。その8件はエージェントが指定する曜日や時間が合わず中を見ることができませんでした。
前出のDomainの物件情報にも「今度の土曜14時から内見会するよ」と書いてあることがありますが、そのような情報を借りたい人が見つけて、予約をとるか直接行くかして内見する、といった流れです。

日本だと「気になる駅で降りて、目に入った不動産屋さんに入って、物件を探してもらって、その中からその日に決める」みたいなこともありますが、シドニーでは多分難しいです。

なかなかスムースにはいかないものですが、国によって違うルールは面白い点でもありますね。

今のところエージェントと夫任せ

Photo by Aleks Marinkovic on Unsplash
多少ボロくてよいので良い物件が見つかりますように

実は最近夫が一足先に渡航しました。しばらくは会社近くのマンスリーのサービスアパートメントで家探しをしながら仕事をするとのことで、筆者はもうお任せするしかありません。
船便もシレッともう出しましたし(記事割愛)、もう筆者にこちらからできることがないのですー涙

しかし不動産エージェント氏はとてもしっかりした方でしたので、もう信じてお願いするしかないかなと思います。それに、夫がときめく条件と筆者が譲れない条件が微妙にずれていることもありましたので、まずはしっかり擦り合わせておかなくては。

筆者は今もまだ物価高ショックから立ち直れておりませんが、自分が渡航するまで、できることを粛々とこなしていくだけでございます。

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