環境の変化は、必ず体のどこかにストレスがかかるものです。

いつの間にやら2026年。
月並みな言葉ですが、時間が経つのは本当に本当に早いですね。
これから日本では受験シーズンを迎えますが、その後卒業・進学、就職などで引越しをしたりして環境が変わる方も多いかと思います。
筆者、今までに仕事などで日本の中だけでも10回以上引越しをしたことがあります。多少の慣れはあれど、やはり「住む場所が変わる」というのは毎回ドキドキするもので、それが海外なら尚更のこと。
「心と体は繋がっている」ということがわかるのは、そんな環境の変化で体調を崩してしまったときだったりします。
今回は海外生活における「髪とお肌」のお手入れについてです。
皆様もう悟っていると思いますが、化粧品やヘアケア製品などの使用の際「人それぞれ合う合わないがある」ことは大前提です。どんなに良い口コミ製品でも、アレルギーが出てしまったりすることがあります。
これは個人の体験談ですので、参考程度にしていただけるとありがたく存じます。
なかなか解決できない!海外ヘアケア問題

外に出てわかる日本製品のすごさ
日本って、つくづく恵まれている国だと思うのです。
まず水が綺麗で軟水、ドラッグストアに行けばいい感じにクオリティの高いシャンプーやコンディショナーが手に入り、美容師さんの質が高いので信頼してお任せできる安心感もあります。
しかし、海外ではなかなか思うようにいきません。
髪が強くてツヤツヤでまとまりもよく、どんなものを使っても特に髪に影響を受けないという人はのぞき、結構な確率で陥りやすいのが「シャンプー難民」です。
筆者はネコ毛で雨の日にはウネウネしてしまうような髪質、それに細いのですぐに日焼けしてしまいます。去年の夏が終わる頃には毛先から15センチくらいが赤いカラーを入れたように焼けて色が抜けてしまい、オーストラリアの日差しの強さに驚愕しました。
日差しだけでなく、合わないシャンプーやコンディショナーが髪からまとまりというものを容赦なく奪っていくのを日に日に感じておりました。
▼インドネシアでも陥ったシャンプー難民の記事はこちら。まさに”竹ぼうき”のような毛先で生活しておりました。

シャンプーはギャンブル
オーストラリアでもiHerbを利用することができますし、お金を出せばドラッグストアや美容室などで安全でハイクオリティな製品が手に入ります。ただ、サンプルがないことが多いことを考えると、シャンプーって結構一か八かのギャンブルだと思いませんか?
一度買ったら、たとえ合わないものだとしても無くなるまで使い続けるか、泣く泣く捨てるか誰かにあげるかしかありません。それなりに高いのに(恨み節)。
そんなとき頼っていたアイテムがこちら。
ドラッグストアで買えるクセのないヘアオイル:HASKのアルガンオイル

同じように日差しが強いインドネシアでも筆者は髪の傷みに悩まされました。さらには水が硬水なので洗うたびに髪がキシみ、現地シャンプーは一様にベタつくクオリティ。それでも少し上手くつきあっていけそうな解決の糸口になったのが「ヘアオイル」でした。
オーストラリアでもヘアオイルを突破口にしようと思い、いくつか試して一番使いやすかったのが「HASK」のアルガンオイル(リペアリングオイル・水色の方)。
HASKはアメリカのヘアケアブランドで、ハリウッド御用達の高品質な製品が売りです。日本でも手に入るので見たことがある方もおられるはず。写真の18mlボトル入りは$6.00くらい(約600円)で、物価の高いオーストラリアにおいて試し買いしやすいのも最高です。毛先で試してみてから量を調節するとして、この小さいボトルでも3〜4週間は持つと思います。
特に良いのが「余計な香りがない」こと。筆者は少々香料に過敏な傾向があるため、強い香りの海外製品は軒並み避けてきた人生。USAブランドということで警戒し、念には念を入れスタッフの方にも香りがないことを確認してから購入しました。
テクスチャーは硬めですが、髪につければサラリと変化。タオルドライ後、少量毛先に馴染ませてからドライヤーをかけると、髪の乾燥具合が天と地くらい変わります。
最悪シャンプーが合わなくても、これでマイナスをゼロにすることくらいならできるかも笑
大人ニキビ治すの大変問題

筆者の肌質は「乾燥肌〜普通肌」をフラフラ行き来する感じですが、少々敏感肌なところもあり、化粧品は合う合わないが肌に強く出ます。ですが、稗粒腫や寒冷湿疹などには悩まされてきたものの「ニキビ」というものに今まで時間を割いたことがありませんでした。
オーストラリアに来てからの食生活の乱れや強い紫外線、さらには年齢による肌質の変化なども重なったからか、額にニキビがポツポツとできてしまいました。特に夏場は帽子を被ることがよくあり、帽子と額の間に汗をかいたりすることも原因かと思われます。
これがまた全然、本当に全然治らない。
はじめはネット上にある情報を参考に、ドラッグストアで買えるモノを片っ端から試しました。
お土産で有名なポーポークリームやティーツリー系のジェルなどは匂うだけで全く効かず、人気のニキビパッチを貼っても一瞬小さくなったのは錯覚だったと思うくらいにしか効かず、頼みの綱だったオーストラリアでニキビ薬といえばの「BENZAC」も肌が荒れただけで全然効きませんでした。
そうしているうちに半年、1年が過ぎ……もう諦めて日本に帰ってから病院に行こうかと考え始めていたころ。
最後の最後に試したこちらの2製品は、なかなかの効果がありました。
大人ニキビに効く塗り薬:OXY(5%)

ニキビ治療薬「OXY」はオーストラリアの大手ドラッグストアChemist Warehouseなどで買える塗り薬で、アメリカのMentholatom(メンソレータム)社の製品です。調べてみると今は日本のロート製薬の傘下にあるようで、日本では同名の洗顔料は販売されていますがまた別レーベルです。
日本では「ベピオゲル」が同じ有効成分・過酸化ベンゾイルを含む製品ですが、処方箋が必要で医師の指導のもとでの使用が必須です。それくらい日本人には扱いに注意が必要な薬とも言えるでしょう。
Chemist Warehouseで購入できるのは下図左から、
・OXY5:過酸化ベンゾイル5mg/g配合のクリーム
・OXY5 カモフラージュ:過酸化ベンゾイル5mg/g配合で肌に合う色のクリーム
・OXY10:過酸化ベンゾイル100mg/g配合のクリーム
の3種類。
今回筆者が購入したのは水色の箱の5mg/g配合クリーム。

筆者は、小さいニキビは1、2日で赤みが引き、肌の状態が良くなりました。大きく腫れてしまったニキビは5日くらいかかりましたが、目に見えて小さくなっていくのがわかりました。
5mg/g配合といっても結構強力なので注意が必要です。
塗布は1日1回推奨、脱色効果があるため髪や服につかないように気をつけないといけません。肌が弱い方は皮膚が剥けたり、赤くなったりするかも。
薬の使い方については薬剤師やGPの指導を受けるのが一番良いと思いますし、そもそも筆者も早くGPにかかるべきだったと後悔しています。
洗顔とクリームのセット:LA ROCHE-POSAY

ニキビの腫れが引いたら、ぶり返さないよう肌を清潔で健康な状態に保つ必要があります。ニキビが赤く腫れた状態のときやつぶれてしまったりしたときは、拭き取り化粧水を使って保湿をしながら様子を見ます。その状態で無理に洗顔をすると悪化してしまう可能性がありますから、十分気をつけたいところです。
日本でもお馴染み「Proactive」など各社の洗顔料・石鹸・保湿クリームなどを試しましたがほぼ効果がなく、逆にシミたりして悲しみに暮れていたところ、LA ROCHE-POSAY(ラロッシュポゼ)の「エファクラ アンチアクネ スターターキット」を見つけました。
LA ROCHE-POSAYは日本でも人気のある「フランス発の敏感肌向け化粧品ブランド」ですが、オーストラリアでも残念ながらさほどお手頃ではありません。しかし、このキットはエファクラ+M ピュリファイング フォーミングジェル 50mlとエファクラ DUO+M 15mlの組み合わせが箱に入ったお得な商品!Chemist Warehouseで$17.00の時に購入しました。
フォーミングジェルの洗い上がりはとてもさっぱりしていて爽快感があり、クリームはニキビ跡に効果がありそうです。ニキビの腫れが引いてから使い続けていると、くすんでいた肌が滑らかになっていく感覚がありました。
筆者調べですが、日本ではこの組み合わせは販売されていない様子。そもそも同じ名前での販売製品がなさそうです。国によって使える成分などが違うと聞きますので、もし気になる方がいらっしゃったら同じ「EFFACLAR(エファクラ)」シリーズを試してみてください。
大人ニキビ対策:食生活で気をつけること

ニキビができる原因は様々ですが、大人ニキビは特に日頃の生活の質が原因なことも多いはず。
筆者は「食生活の乱れ」に思い当たる節がたくさんありました。野菜が足りていないことや油っこい食事が多くなっていることは首を縦にブンブン振れるくらい自覚があったため、とにかくそこから見直すことに。
オーストラリアの物価の高さもあって、スーパーの野菜は結構高額で品質はモノによって差が大きいです。選択肢は少ないですがお値打ち価格の商品が見つかるALDIを利用したり、チャイナタウンで業者向けの八百屋さんをのぞいてみたり、週末のファーマーズマーケットで新鮮な物を探したりして、食材探しを楽しみながらの野菜生活は全然つらくありません。鶏肉やお魚と一緒に食べるようにしていたので味付けはいつもシンプル。ごま油少量と塩、レモン果汁だけでも意外と美味しくいただけるものです。
乳製品の脂質に要注意!

しかし、野菜を多く摂るように気をつけてもなぜか減らないニキビ。
なんとなく食べている物を書き出してみると、どうも筆者は乳製品を摂りすぎているなとわかりました。
■今まで
・朝食:ヨーグルト(タンパク質強化タイプ)+グラノーラ、コーヒー+牛乳
・ランチ後:カフェラテ
・間食や夕食後:チーズとフルーツ
■乳製品控えるVer
・朝食:全粒パンとサラダ、ソイラテまたはアーモンドミルクラテ(たまにオーツミルクラテ)
・ランチ後:ブラックコーヒー
・間食や夕食後:なし、またはナッツやフルーツ
スーパーに行くと良くわかりますが、オーストラリアの牛乳は脂肪分の量で種類が分かれています。フルクリーム(3.2%〜3.8%)、ライト/ローファット(1%〜2%)、スキム(ほぼ0%)が主で、筆者はライトタイプをよく購入していました。日本でも飲むと少しお腹がゴロゴロしていたのでやや乳糖不耐症気味なのかもしれませんが、フルクリームを飲んだらお腹を壊したことが原因です笑
牛乳もチーズも好きなのですが、今回は少々我慢して、チーズは短期間食べるのをやめ、牛乳は一旦豆乳などの植物性ミルクに替えてみました。さらにはタンパク質強化タイプのヨーグルトもどうも筆者のお腹には合わなかったため、普通のヨーグルトに替えてみることに。
すると、乳製品控えるVerにしてから1週間から10日くらいで吹き出物の量が減り、肌がざらざらしていた場所が滑らかになりました!
個人的に調べたことと自分の体調を加味して考えると、「牛乳が悪い」「ヨーグルトが良くない」という問題ではなく、全体的な食事に対する乳製品(脂肪分)の量のバランスの問題かなと思います。
薬も良いですが、やはり体の中からの変化は自分の意識も変わる気がして嬉しいものです。
「わたしたちの身体はわたしたちの食べたモノでできている」のを実感しました。
▼参考

ニキビ対策個人的まとめ
即効性を求めるなら、強い外用薬は有効です。しかし、やはり大切なのは内外の日頃のケア。
毎日の食事や飲み物の質やバランスが特に大事!それに加えて自分の身体がその時に足りないと欲したモノをサプリメントなどで補填していくのが、一番シンプルで効果的だと考えます。全然効かないと思ったポーポークリーム(パパイヤ)やティーツリージェルのような植物を原料にしたモノは、多分東洋医学・漢方的な立ち位置で日頃のメンテナンス向きなのでしょう。
筆者は食いしん坊なので、今後も楽しみながらその時の最適解を見つけていきたいのです。これからも過度に振り切った食事はせず、「自分の体に優しい食生活」を心がけていきたいなと思いました。
自分の心にとってストレスの無い生活の方が、最終的に髪やお肌にも絶対に良いはずですから。
薬や化粧品の合う合わないは人それぞれ。髪やお肌に良い食事も人それぞれ。
自分にあった物を自分で試して見つけることと、自分の体に合うバランスの取れた食事を心がけることが大切!(あと歩くだけでもよいので運動も)
