ポップコーンてヘルシーなのか、まだモヤモヤしてる。

前回からまとめていくことにした、シドニー生活で愛用しているものをただただ記録していくシリーズ。
▶︎ 前回はこちら。

日本人なので、日本にはどこよりもおいしいものが揃っていると思っています。
しかし、世界各国それぞれに、オーストラリアにもオーストラリアの食文化があります。特に食べ物に関しては好奇心が止められない筆者としましては、少々エンゲル係数が高くなってでも「日本では味わえないものを試したい欲」を抑えきれないのも、それは仕方ないことだと割り切っております。
ということで今回は食べ物の中でも「おやつ」にフォーカスです。
密かなるスナック大国オーストラリア
「スナック大国」と聞いて個人的に最初に思い浮かぶのはアメリカですが、いやいやオーストラリアも全然負けてはいないと考えています。
どこのスーパーマーケットでも結構な広さで売られているのは、ポテトチップスやポップコーンをはじめとする間食の王ザクザクバリバリポイポイ(?)系スナックたち。元々イギリス文化圏ではあるので、主食としてじゃがいもを食べているということもあるでしょうが、オーストラリアはポテトチップスにかける熱量が半端なく、味も(値段も)レベルが高いと思います。
ポテトチップスのレベルが高い
ポテチブランドの中でも、特に有名なのは「RED ROCK DELI」。
ザクザクとした食感のポテトチップスは、個性的なフレーバーの完成度の高さと美味しさで病みつきになること必死。筆者はハニーソイチキンとバルサミコビネガーがお気に入り。
小分けになっているシリーズもあるのでお土産にも人気のポテチです。
日本にいるときはそれほどじゃがいもを食べる生活をしていなかったのに、シドニーに来てから「じゃがいも」というものが世界中で愛される所以を知ったような気がしています。

そのほか人気のスナック
オーストラリアはポテチのほかにも、ライスクラッカーなど違う穀物で作ったスナックの種類が数多くあります。その中でも、ちょっとヘルシーなイメージで人気なのがこちら。

在豪日本人にも大人気の「GrainWaves」Sour cream&Chives味。
小麦やオーツ麦、とうもろこしの全粒粉を使ったザクザク感が売り。この感じのスナックは日本にはあまりない気がします。特に人気のこのフレーバーは、ちょっとジャンクなのに背徳感が少ないのが嬉しい。
こちらも小分けタイプがあるので、お土産にも良いですね。

筆者はSea Salt味がお気に入りです。ザクザク感はそのままに、穀物の風味を強く感じられます。さらにはやはり「あまじょっぱ」にしたくて、ちょっとだけハチミツをつけて食べるとエンドレス。
Sea Salt味は入荷量が少ないのか在庫がないことが多いので、見つけたら即買いしてます。
さて、次はポテチの話かと思いきやスナック仲間とも言えましょう、「ポップコーン」に振り切ります。
ポップコーンにハマる日が来るなんて
アンチポップコーン
筆者、正直ポップコーン、好きじゃなかったのです。

あの「とうもろこしを無理やり表面積を大きくしただけの実質味付きの香ばしい空気」感がなんとも詐欺くさい(ひどすぎるコメント)と思ってきました。日本の映画館の入口周辺で毎度漂う、あの甘ったるいキャラメルポップコーンの香りに殺意すら覚えていたくらい、むしろアンチだったかも(ほんとごめんなさい)。
高級なポップコーンを食べたこともありますが、何だかフレーバーだけを食べているみたいで「値段不相応」に感じておりました。
本当に一度も「美味しい!」と思ったことがなかったのであります。
しかし。
とある日、スーパー「Coles」でスナックを物色していたとき。
その週はたまたまセールになっている美味しそうなポテチがなかったため、ポテチを$7.00で買うか(高すぎる)……買ったことのない安くてとびきり怪しい&美味しさの保証のないスナックを買うか悩んでいました。
しかしどれもこれもお金の無駄のように思えて、そんなモノに手を出すくらいなら「$4.00以下で買えるポップコーンにしよ!」と、アンチのくせに目の前のとうもろこし菓子を買い物かごに入れたのです。
"あまじょっぱ"がいい塩梅

ポップコーンにも色々とブランドはあるのですが、特に有名なのは「Cobs」。
大手スーパーColesとWoolworthには必ず置いてあります。
フレーバーが意外とたくさんある中でも筆者がハマったのは「Lightly Salted Slightly Sweet」です。つまりいわゆる「甘辛」なんですが、その塩梅がとても良い。
ことに味付けに関しては大雑把そうな(ものすごく失礼)オージーの会社のポップコーンなのに、一口目はとても控えめに感じました。むしろ物足りなさがあるくらい。
でも、なぜか後を引く絶妙な塩気と甘み。
とうもろこし自体にもきちんと味がある……ただの香ばしい空気じゃない(超失礼)!
自然と手が伸び、止まらなくなる美味しさ。
「これなら映画館で最後まで胃もたれせずに食べられるやつ」
と筆者は感動しました。
小分けになっているシリーズもあって、意外にもお土産にぴったり。Cobs以外にも、スーパーALDIでは$1台で買えるポップコーンブランドがあったりしますし、ブランドやフレーバーを色々試してみて自分の好みの"塩梅"を見つけるのも楽しいですね。

どうか日本でも映画館ポップコーンのレギュラーに

日本のポップコーンのフレーバーは、塩、バター系(塩・醤油)、キャラメル系がレギュラーですよね。バターの偽物っぽい香りやキャラメルの甘ったるい匂いが苦手な人、一定数いると思うのです。あと、筆者は個人的にバター醤油味はポップコーンに合わないと思ってる民。
選択肢が塩しかない人間が、2時間の映画のお供にするのが小脇に抱えるほどのバケツに入った塩味オンリーのポップコーン……なんと苦行ではありませんか。
バターもキャラメルも胃に重いし、塩味とハーフなんて自分への嫌がらせ……となると、解決策はこの「あまじょっぱ」しかないと思うんです。
どうでしょうか担当者の方々。
だいぶ極論ですみません。

